ベトナム ジェトロ・ビジネス・サポートセンター・ハノイ10周年

先週の15日 ジェトロ・ビジネスサポートセンターハノイ(BSC)の
設立10周年の記念行事が行われました。

このBSCとは、ベトナム進出企業向けに
仮オフィスを月額100$でレンタルしてくれるサービスです。

 

 

 

 

 

進出企業が足掛かりに、FSを踏まえ
一度現地へ渡っての検討期間には
うってつけのサービスです。

ハノイ所長さん

本当に有り難く、私共も2011年1月から4ヶ月お世話になりました。

当時のジェトロハノイの所長さんY氏が
とても気さくで、責任感溢れる方で
職員の方々と一緒に昼食の機会を頂き
とても暖かく迎えて下さったことを
昨日のように覚えています。

 

 

当時からお世話になった
トゥーイさん

 

 

アジアエリアで最も稼働率が高いのが
BSCハノイだそうです。

この10年間で利用された企業が90社弱
その内、進出した企業が40社弱。

その差がとても意義深い! 進出を見送ったか、取りやめたか、諦めたか
これってとても重要なことだと思います。

とにかく現地の空気を吸いながら
進出の可否を決定する。。。
大切です。

日本大使館・公使も臨席され、JETROハノイ事務所所長のご挨拶
現地担当スタッフのトゥーイさんの日本語での立派なスピーチもあり
27社が集まっての盛況なパーティでした。

 

 

 

私も30分程、なんちゃって基調講演を依頼され
「ベトナム進出 あれやこれやの8年間」
ー会計事務所の肌で感じた投資環境の変遷ー

なんちゃって講師

タイトルはもっともらしいですが
ただのヨタ話です(^_-)-☆

是非、進出を検討されている企業さんには
BSCのご利用をお薦めしたく思います。
タイミングよく空いているといいですね。(‘◇’)ゞ

ベトナムの愛人宅

不謹慎なタイトルですいません。

本社からは・・・
「社長の気持ちはすっかりベトナムに向いていますよ」

ベトナムからは・・・
「どうせ、本社大事なんでしょ
ベトナムには来もしないし、連絡だって殆ど、、、」

朝飯買い

これってよくあることだと思います。

 

お互いに

「向こうの方」が大切にしているように。。。。。

そう見えたり
感じたりするものですよね

 

 

 

朝の光景

分社する、支店を出す、
基本的に簡単なことではありませんよね

大手さんはともかく

中小企業では
社長自ら、

兄弟仲良くな!
これを実践するしかないのですから。

 

西湖

 

 

どの子もかわいいんだよ

声をかけ
手を差しのべなければ

上手く進んで行きませんよね

かく言う私も
ベトナム進出当初
日本側では
そんな風に感じられていたのではと
思います。

秀吉の朝鮮出兵
簡単ではなかったし
本宅がお留守になると
足元がゆらぎますよね(^_-)-☆

ベトナムでの親子の会話

親子と言っても
生身の親子さんの話しではありません。

我々の立場だけで、
敢えて申し上げさせて頂くとすれば

お願いですから
親子の会話、ちゃんとして下さい!

親会社と子会社

ということです。。。

 

現法の代表者様のお立場からすれば
例えば直ぐには親へ報告できない、
したくないこと

もおありかと思います。

あるいは、十分な理解が足りず
報告しにくい、あるいは
報告したつもりの事もあるやも
知れません。

 

我々とすれば、
現法の代表者さんを
飛び越して
親へ告げ口したような感じになることは
憚られます。

勿論、隠し立てするようなことに繋がれば
そこは、熟慮の上、親御さまへの
報告も辞せませんが。。。

ハノイでもSUV流行り

 

 

mmavの受任先は、現地法人ではありますが、
親御さまからの信頼に基づいて
業務を履行させて頂いていることも
自明のことです。

 

 

 

 

とにかく
親子で会話が通じていない
周知がされていないことには
私共も手の進めようがない
そのことをご理解頂きたい

切に切に願うところであります。

そこにベトナム人経理担当者が
介在すると
さらに厄介なことになるケースが
多々あります。

誰が知ってるの?
誰の指示?
悩ましいことばかりです。

 

現地法人の代表者は
殆どの場合、経理、財務、税務には
明るく無いのが通常です。

 

私達も言葉を尽くして
異なる言語の壁を越えるべく
努力は致しますので
どうか
お願い申し上げます。

子供は寂しがっています。
大手も含め
駐在さんたちの
気持ちは同じだと思います。

「親なんて構ってくれませんよ!」駐在さん達の切ない気持ちを代弁します。

ベトナムでも土地が中国に買われちゃう

ちょうど一年前(これ8/1に下書き書いていました)

ベトナムでは珍しく大規模なデモが起こりました。

中国に対するデモでした。

昼から鍋

昔々から中国とは戦争をしてきたので
庶民の感情もあまり中国には好意的では無いようです。

そんな中で、フーコックというベトナム最南端の
ほとんどカンボジア(?)って所と
他にも2か所、大規模な開発用地を中国が99年リースで
借受け、一大カジノ特区を建設するという動きがあったのです。

こんな車に乗れるヤツもいる訳ですよ

 

 

 

経済効果は7兆円規模と言われていましたが
このことに庶民感情としては
国家の領有権を侵害して
中国に土地を売るとは何事だ!
ってんでデモに及んだようです。

チャーカーって料理屋さん

 

 

 

少し前から中部のダナンには
中国系のカジノがあります。
どの程度賑わっているのかは
知りませんが、、、

いずれにしても
仲の悪かった中国の進出は目覚ましいし
ニセブランド商品などは
ずっと前から
全て中国から入って来ているようです。

魚と魚の内臓の炒め鍋?!

ちょうどデモの頃には
タクシーに乗ると
「お前は中国人か?」
「ニャットヴァン(日本人)だ」
と答えると
ドライバーは,ニヤッとして「OK!」

庶民は庶民感情だけですが
政府はやはり、国が富む方向へ
あるいは「賄賂」がたくさん入る方向へ(?)
舵を切るのでしょうね。

ベトナム人気質⁉️

前向きに、積極的に、仕事に誠実

よく考える、研究心旺盛

確かにこれって、良いスタッフのお手本

とっても真面目だし、一生懸命

“当り”なベトナム人スタッフの傾向です。

ベトナム人は優秀、勤勉、と云われる所以かな

ただね、

報告しないんですよね。云わば勝手にやる。。。

こう考えて

こうなるから、こう改善しました!

その報告がない時が、多々ある

えっ?いつからそうしたの?

誰と相談して決めたの?

誰かの了解取り付けた?

クライアント側も知ってること?

往々にして、うちのスタッフもクライアント側のスタッフも優秀な時に限って、そんなことが起こります。

いやいや、良いんだけどね(^_^;)

報告しようよ!みーんな優秀ですよ(^^)/

 

 

ベトナムは理屈好き?!

僕が個人的に思っていることですが…

でも、確信的にそう思っていますが、、、

ベトナムは理屈好きです。良く言えば、理論派!

一度学ぶと、ひたすらその理論、考え方、手法だけで解決しようとする傾向があると思います。

日本の税務のような「事実認定」という考え方はあまりありません。

 

消費税が端的な例だと思っていますが、

形式基準、インボイスが全てです。

 

 

ですから、もし仮に、

巧妙にインボイスを改ざんできたら

不正は可能です。

 

反対に、インボイス上の軽微なミス、誤記や入力漏れがあれば否認されます。たとえ事実であっても認めてくれません。

形がすべてかよ!と思ってしまいます。

渡り蟹、ガザミ?美味しいしポピュラーですね

製造原価報告書においても、理屈大好きですから原価科目と販売費一般管理費の区分などについて細かい理論を優先させようとします。

例えばこうです。

ある事務系スタッフが、たまたま製造部の仕事を手伝ったとすると、、、

その人件費の内、30%は原価勘定にすべきではないか!とか言い出します。

細かい!そんなに重要な話か?一体、金額にしたらいくらの話だよ!と僕は思いますが、理論、理屈を優先させようとします。

このおじさんも形から?

だったら、同じ販管費ならば多少勘定科目が違ってもOK⁈なんてことしないで

適性な勘定科目を付すことをやろうよ!

ベトナムの損益計算書では日本のように、販売費及び一般管理費の内訳が、仔細に表記されないのです。

だからって、なんでもいいってことはないでしょ!

 

 

 

ベトナム愛してますか~

やっぱりその国のことが好きじゃないと
そこへ赴いて商売なんてできないと思う

うちが進出して間もない頃

日本政策金融公庫さんから
中小企業向け海外進出融資を頂いて

たまたま第1号案件だった事もあり
新聞にもリリースされ
その後、公庫さんからセミナーを依頼されたことがありました。

税務会計というよりは進出における
投資障壁とか
実務的な成功要因とは何か!とか
そんなセミナーでした

jetroさんが毎年行っている
「アジア・オセアニア地域へ進出した企業からのアンケート調査」があって、このネタを使わせて頂いたこともあり

結果、ベトナムの悪口講座みたいになっちゃったんです。

だって、様々な質問項目で
常にベトナムはワースト3に入っているんですもん(^_-)-☆

例えば、税務会計、申告等に要する年間投入時間=約850時間
ワースト1でした”(-“”-)”

セミナー終了後の質疑応答
たくさん手が挙がりました!

「結局、先生はベトナムはお薦めされないということですか?」

ヤバイ!ヤバイ!ヤバイ!

「いやいや、そうではなくてベトナムを愛すればこそ、文句も言いたくなるんですよ」苦肉の回答(‘◇’)ゞ

でも、そうなんです。
愛すればこそ、です。
ベトナムの体制、社会のしくみ

僕はまだまだ

大好きにはなれませんが

スタッフは大好きですよ。
この子たちのために!
という思いで、のモチベーションは上がります(^^)/

ベトナム子会社=国外関連者に対する役務提供

先日のつづきです。
誤解の無いように、、、
要は「子会社に対して経済的あるいは商業的価値を有する行為、

役務提供を行ったか?」これが税務上問題になるかどうか、それが全てです。

カットバ島かな?カットハイ島かな?

 

役務提供といっても広うございます。
経営、技術、財務または営業上の活動
その他法人が行う全ての活動に含まれるわけですけれども。

その中で、上述したような、経済的、商業的価値を有するかどうか
が判断基準となります。

ですので、
普通だったら対価を貰ってもおかしくないのに
旅費まで負担して、タダでしてあげるっておかしいでしょ!!!
ってことになるワケです。

カットバ島

例えば、子会社の技術指導してやったら、有償になるよね。
これは分かり易い。

現地の子会社でシステムを入れ替えたので親会社の総務・経理が

現地に赴いて立上げを手伝ってあげた。
これは???

従前は、タダでしてやったケースが多いのでは?

 

社員旅行

さてこれからは?
「だって親会社と連携する請求システムなんだから親会社から人が行くでしょ!親会社の為ですよ」
って

言いたくなるんですけど、、、

これからはちと微妙かな。

 

 

システム屋さんに頼んだら?
タダってワケにはいかないよね・・・

中には
親会社の役員が、子会社の取締役会で助言した。
これも有償なのでは⁈といったご意見もあるようですが
僕自身は、少し疑問を感じますね。

新・駐在君のピースサインが

いずれにしても
もし、企業がそのような活動を行わなかったとしたら
国外関連者は同じことをする必要があったかどうか?

あるいは
赤の他人さんが活動したとしたら
その内容や時期、期間、その他同じような条件下で
対価を支払うかどうか?

というのが重要なポイントとなあると考えます。

とにかく、日本国内の国税の動きにも要注意です。
事前に出張の理由、目的、成果等資料を残すことを考えた方が
よろしいと思います。

ベトナムはもちろん海外子会社に係る簡易TP

簡易なTP=簡易な移転価格
に係る税務調査のお話です

ベトナムでもお盆はあるようで、やはりご馳走を食べます

私共MMAVのお客様でも
東北~九州まで
地域に関わらず

税務調査が多発しているような感があります。

基本的に国内の親会社については
私共は直接関与していないので

一緒に戦うことはできないのですが
間接的に、助言等を行い応援しています。

 

 

今月の誕生日スタッフは2名です

この簡易な移転価格に該当する取引は

次の2つです
①親子間の金銭消費貸借契約
②役務提供取引

①については調達金利の問題を始めとして通貨や期間、時期などが問題となります。

②については、企業グループ内の役務提供ということです。

ハノイでも台風が大暴れ

例えば、子会社への出張費の負担等が問題視されるということです。
何のための出張なのか、親・子どちらが費用負担するのが合理的なのか?
ということです。

詳細についてはここでは触れませんが

先の出張費負担のように
ある意味、簡単な判断だけで

”いちゃもん”つけられますよ
ってことを肝に命じておいて下さいね。

ハノイも水浸し

ベトナム給与水準 訂正!!!

先日給与水準の話、
訂正させて下さい。
申し訳ありません。

総務経理まわりのスタッフの初任給
35,000VND~40,000VND
とありましたが

フレンチのようなレストラン

VNDではなく、円ですぅぅぅぅぅ
350US$ ~ 400US$ と申し上げた方が
適切かも知れません。

大変失礼致しました。